今回と次回は北川邦男ネタ。
◆詰四会作品展、来嶋直也
序奏がしっくりこないのだが。

このタイプのソッポ金の元祖と言われるのは、
将棋世界1953年6月号小西稔(11手詰)

7年後、北川邦男は似た手順の作を発表し小西作との類似を指摘される。
パラ1960年7月号北川邦男(11手詰、「渓流」拾遺編22番)

この1年前、作者は次の作で塚田賞を受賞している。
近代将棋1959年7月号北川邦男(15手詰、「渓流」珠玉編5番)

来嶋作と同様に飛車取りのソッポ。次作も同じ。
枻将棋讃歌1982年9月号柴田昭彦(15手詰、短編コンクール1位、金波銀波集106番)

蛇足。次の北川作は2手目の変化にこの筋が出てくる。
将棋世界1961年10月号北川邦男(13手詰、「渓流」珠玉編40番)