◆ヤング・デ・詰将棋、角寿雄
考えにくい事この上ない。

3手目からは将棋マガジン1978年4月号松山政衛(7手詰)がある。

初手からの組立ては将棋研究1946年2月号星野喜一郎(7手詰)と同じだが、
星野作は初手左右からの角打の余詰に加え変化2手長なので存在を主張出来ないか。

この作を見ると入選級か否かはさて置き、角作は非常に上手く作られていることが良く分かる。
◆小学校、武島宏明
整理された配置だが、

残念ながらパラ1976年11月号橋本樹(7手詰)と同手順。

◆中学校、藤井憲郎
3手目以降は以下のとおり前例あるが、初手のセンスには感心する。

将棋世界2008年8月号中田章道(5手詰)

パラ2009年4月号芹田修(7手詰)

パラ2009年6月号岡田敏(15手詰)

◆短期大学、鈴川優希
繰り替えとはこういうことか!

後半はパラ1999年3月号海老原辰夫(17手詰)に合流。

◆デパート、山路大輔
4月号で最もインパクトのある作。受賞級だろう。

後半部分は次の2作がある。
パラ2007年5月号山田修司(33手詰)

ツイッタ―2012年8月12日相馬慎一(25手詰)

作者のツイッターのプロフィールアイコンは本作になっている。
山本民雄(1971.6)、長谷繁蔵(1971.4)もありますね。山田修司作は山本民雄作のパロディとか。
コメントありがとうございます。
両作とも承知していますが、角引~最遠移動ということで例を挙げました。
山田作と相馬作は(移動or打診)間駒回避の角引〜最遠移動なので、長谷ー山本の応用という感じがしました。山路作も応用ですが、意味づけ(と角の移動回数)が異なるので山田ー相馬と一緒に括るのに違和感がありました。説明をきいてとりあえず納得しました。ありがとうございました。