パラ8月号にも紹介されている岡田さん最後の発表作
パラ2012年9月号創棋会作品展、岡田敏作

鈴川優希さんはブログで、過去作の焼き直しと書いている。
(右欄のリンクからどうぞ)
その作とは、パラ1980年3月号俵路雄(=岡田敏)作
=詰の花束353番

さらに「51が桂でなく歩なら格段に面白くなる」との短評が当時あったとも指摘。
なるほど、歩にした方が誤解が多そうだ。
鈴川さんによると、岡田さんは焼き直しが何作かあり作品集を読んでいると見覚えのあるものが出てくるとのこと。
解いた片端から忘れていく私とはえらい違いだ。
なお、関連して次の作品も見つけてしまいました。
将棋ジャ-ナル1990年6月号関半治作
EOGさんのブログに書き込みするのが初めてなので初めましてです。(レベルが高すぎてなかなか気軽に書き込めません(笑))
詰の花束353番の作為はわかるのですが、(19手詰かと思います)5一の桂馬が歩なら格段に面白くなるというのは
よくわかりません(誤解が多くなる)
よろしければ簡単に教えていただけないでしょうか?
ブログ見ていただきありがとうございます。
5手目41馬に対して24に逃げると51の駒をパクって詰むわけですが
51が桂なら以下25歩、15玉、51馬、33合、27桂以下平凡な詰みなので
これは作意手順ではないと察しがつきます。
51が歩ですと作意同様手順で詰みますので、
これが正解と早合点する人がいるだろうということです。
また、32歩合の意味も単に質駒を取られないためだったのが、
2手延命を図るために変わってきます。
格段に面白くなるかどうかは分かりませんが。
なるほどそういうことでしたか。
非常によくわかりました。
ありがとうございました。
確認したところ、「格段に面白くなる」ではなくて、正しくは
馬場雅典「2手延命策の巧拙は評価の分岐点。51桂が歩であればより以上の効果を得たかもしれない」
でした。
細かいことで申し訳ありません。
もう一作、これは焼き直しではないかと思いますが、指摘を。
詰パラH24・6同人室の作品は、近代将棋S56・6とほぼ同一ということで入選取り消しとなっていますが、詰パラH20・9高校発表作とも似ています。愛用の収束なのでしょうね。
若くして亡くなられた馬場さんのコメントでしたか。流石に的確です。
詰パラH20・9高校発表作は近代将棋S56・6より退化しているように見えますが、不思議です。