玉方桂の3段跳ねの作を以前紹介したので
今度は4段跳ねの作を調べてみた。
①八代大橋宗桂 将棋大綱第7番(明和2年≒1765)33手詰
手順前後あり
②塩野入清一 パラ1974年4月号 39手詰
趣向手順 収束キズあり
③北原義治 近代将棋1978年4月号 29手詰
あぶり出し
④七條兼三 パラ1980年3月号 53手詰
双方桂4段跳ね 着手非限定のキズあり
⑤七條兼三 パラ1980年4月号 65手詰
余詰
⑥岡本正貴 パラ1980年12月号 11手詰
移動合での桂跳ね1回
受方桂の連続移動回数記録作品の代表として詰将棋おもちゃ箱「記録に挑戦!」に掲載
⑦二上達也 将棋世界1982年3月号 17手詰
=二上詰将棋金剛篇54番
⑧車田康明 詰棋めいと第11号(1990年11月)13手詰
⑨岸原秀行 パラ1994年07月号 63手詰
一段目の桂が合駒で出現
1枚の桂の応手回数記録作品として詰将棋おもちゃ箱「記録に挑戦!」に掲載
⑩長壁敏雄 パラ1995年4月号 23手詰
⑪山田剛 パラ1995年08月号 11手詰
双玉
受方桂の連続移動回数記録作品の代表として詰将棋おもちゃ箱「記録に挑戦!」に掲載
⑫三角淳 パラ2002年4月号 15手詰
⑬菅野哲郎 パラ2011年4月号 13手詰
移動合での桂跳ね2回
⑭伊藤和雄 パラ2011年11月号 11手詰
なお、①②⑭は七段目の桂跳ねが不成に限定されていない。
つまり、成っても作意同様で詰ますしかないという欠点がある。
また、⑭は⑦と同じような作りになっている。
欠点があると言いながら②を紹介
②塩野入作

収束のキズは41銀とでも置けば消えるが、右辺に駒を置きたくなかったのだろう。
さらにもう1作。
③北原作

曲詰個展「独楽のはな」の1局。他は右上での密集形、中央での市松ダイヤ、パラ2013年2月号その2の項で紹介した九筒。
追記1 当時の担当者さんの指摘により菅野作を追加しました。
追記2 おかもとさんからの指摘により岡本作を追加しました。
考えてみると同桂が4回ある作を検索したので移動合はスッポリ抜けていました。
まだ漏れがあるかもしれません。
追記3 三角作を追加(2014.12.23)
10番と11番の間に一局、菅野哲郎氏作(パラ2011年4月号、13手詰)を挙げさせていただきます。
御指摘ありがとうございました。
拙作も追加していただけませんか?
岡本正貴 パラ1980年12月号 11手詰
参照: http://www.ne.jp/asahi/tetsu/toybox/challenge/c4036.htm
御指摘ありがとうございました。
修正しました。