たま研作品展、三角淳作
あぶり出し「3」。龍のスイッチバックと63銀と21角の組合せが巧妙。

雰囲気は近代将棋1991年3月号添川公司「3」に似ている。

なお本作は9手目43銀、17手目76金の余詰がある。
たま研作品展、新ケ江幸弘作
当然ながら難解作。詰上りは「末広がり」ということである。

46角以下の収束は近代将棋1978年4月号北原義治作と同じ。
こちらは「九筒」ということである。

なお、本作も11手目57桂以下の余詰がある。
デパート、野村量作
32馬と寄ってしまえば何とかなる。

7手目以降は、詰パラ1998年10月号佃拓幸作と同様。
ここから野村作へはあと一歩だが。

デパート、富島修作
余り面白味がないが破綻なくまとまっている。
16手目歩合とする誤解が続出(私もその一人)。

2筋に玉方香を配置した一間龍パターンは初めて見たが、
調べてみると詰棋界1951年6月号奥薗幸雄作があった。

作意は31飛、21香、12銀以下55手だが
初手77馬または13飛、3手目77馬、33手目89馬、44手目11桂成の余詰がある。