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詰将棋パラダイス2016年1月号(その2)

◆大学院、篠原のぼる「上棟銭」
 自力で解く気がしないので手順に関しては何とも言えないが、
 持駒の金4枚が銀4枚に変わる。

201601院20手

七條さんに順列持駒一色の作があったなと調べたが余詰だらけだった。
なので動く将棋盤で。
パラ1979年8月号七條兼三(将棋墨酔No.28、67手詰、修正図)



持駒が金4→銀4→桂4→香4と変化する。
5手目97龍、11手目38銀、15手目38銀の余詰がある。


◆短期段位認定特別懸賞、野村量
  導入を難しくしただけという気もする。

201601段30手

同じ収束の作については過去ブログ参照。


◆名局ライブラリー、上田吉一 (「極光21」No.8、将棋世界1991年10月号付録「上田吉一珠玉短編39題」No.36)
 「極光21」の作者解説では「テーマは移動中合を取らずに詰ますこと」とある。成程。
201601名局3980手

「65馬~66馬~65馬として歩以外の駒を合駒に強要するのもよく見かける筋であり、玉が一段目を這っている形では定食メニューといってよい」と若島正「盤上のファンタジア」には書かれているが、上記作のことではなく自作の解説。
京都民報1987年8月若島正(「盤上のファンタジア」No.59、23手詰)
盤上のファンタジア59_0手

香の縦利きを飛車の横利きにすると移動中合になるわけだが、これは既にあった。
将棋ジャ-ナル1986年2月号森隆宏(19手詰)
0795mori_0手

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(追記)2016.3.29

◆デパート、青木裕一「巻尺」
201601デ20手

1月号では小5の上谷作と並んでAを付けたいと思った作。
小山真代さんとおかもとさんがツイッターのやりとりで、同じ構造の作として次の作を挙げていたので紹介。
パラ1996年3月号山田康平(53手詰)
yamada0手
45手目44桂のところ42龍乃至42金の余詰がある。

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