◆大学、鈴川優希
前半は前半で面白いが、短編を無理やり引き伸ばした感は否めない。

といって短編に仕立てると次作とかぶってしまう。
パラ2004年6月号梅本拓男(15手詰)

◆アマ連杯握り詰、鈴川優希
逆算なのだろうが、この収束に結びつけるのは上手い。

いくつか作例のある収束だが、一番古そうな作を挙げておく。
近代将棋1968年7月号昂杜尚(=藤倉満、「四万十」37番、「白雨」収録、19手詰)

◆たま研作品展、馬詰恒司
やはり最後はこうなるか。

この収束を使った煙詰。
パラ2005年9月号糟谷祐介「イデア」(「さんらん」収録、111手詰)

なお盤上22玉と34馬だけになる煙詰は柳田明「稲村ケ崎」が最初かな。
◆デパート、鈴川優希
展開の仕方が違うような気がする。

パラ2005年7月号金子清志(27手詰)

パラ2012年3月号真島隆志(35手詰)

飛車を合駒で出現させる点が巧妙。
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(追記)
ツイッターでやりとりがあったので追記しておきます。
◆小学校、鈴川優希
中合駒を動かして詰みの最短手数

大崎さんが90度回転作を指摘
パラ1988年4月号岡村孝雄(5手詰)

そして岡村さん自身が金合作もあると紹介
パラ1989年10月号岡村孝雄(5手詰)

岡村さんによるとヒントになったのはパラ1982年2月号護堂浩之(5手詰)

変長と最終手余詰を消すにはどうしたらよいかを考え、玉方の角・馬配置となったということである。