◆「詰将棋」(トーレン・ミニブック刊行会編/伊藤果監修、1984年12月発行)No.91

入門編の作なので他にも衝突していそうだが、同一作検索では報知新聞1989年5月3日伊藤果。
トーレン・ミニブック「詰将棋」は8cm×5cmの豆本。5手~13手の詰将棋200局を収録。ほかに古典詰将棋を紹介している。
作者名はどこにもない。「四百人一局集」156頁でも著書には挙げられていない。
◆森美憲、将棋世界1981年10月号付録「新作詰将棋39局」No.8

同一作検索では、パラ2006年6月号小林直義。
「四百人一局集」で森さんが初入選作として挙げているのは本作。
ところで最近ツイートした
このサイトにある作は誰の作?
◆パラ2011年2月号ヤング・デ・詰将棋解付コーナー、西村福太郎

まだデータベースにエントリーされていないが忘れないうちに指摘しておく。
「
-cooo-'s room」というサイトに
ある作。最終更新日は2009.6.16とあるのでこちらの方が早そうだ。
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(追記)
西村作、同一作以前に、きたはらよしはる「独楽の画」(1994年5月発行)No.15がありました。
北原さんは、持駒を金金銀銀にも出来るので石垣図式も考えたと解説しています。

ちなみに、金銀石垣はパラ1981年5月号掲載の田中至がありました。パラが初出ではないようですが。

※佐原さんの御教示により「昭和詰将棋秀局懐古録下巻」収録の
篠原昇さん執筆の「こがね虫」を確認したところ、
パラ1963年9月号の田中至さんの随筆で紹介されている作で、
藤井国夫さんとの文通で同じ作を作っていたことを知ったという内容でした。
「昭和詰将棋秀局懐古録下巻」では作者は田中至・藤井国夫となっています。
作者名はないけれど「詰将棋でもやる-3」の2004.6.21や, 「のんべの日々雑感」2006.5.5にすでに記載されています.
西村さんが知らないのは無理ないけど, この形だったら誰かが発表済みだと考えるのが普通だと思います.
毎回コメントありがとうございます。
流石の調査力ですね。
すでに持駒飛金銀の北原作があると分かったのも収穫でした。
詰パラ1963.9に田中氏が「偶然の一致」という記事を投稿しており, 同氏と藤井国夫氏が同一図を作っていたというものです.
この図は昭和詰将棋秀局懐古録(下)でも, 篠原昇さんが随想「こがね虫」の中で紹介しております.
いつもありがとうございます。
昭和詰将棋秀局懐古録下巻を確認しました。
たぶん読んでいるはずですが、全く覚えていませんでした。