◆高等学校、橋本樹
明快で気持ちのいい手順だが。

すでにパラ2013年2月号鈴川優希(17手詰)がある。

鈴川作の発表時には気付かなかったが、こんな作も。
パラ1990年10月号新開克行(13手詰)

ついでに縦型では
将棋ジャ-ナル1983年1月号上田吉一(21手詰、ジャーナル賞、「極光21」35番)

この作も縦型。
パラ2013年11月号三輪勝昭(21手詰、「幻の城」83番)

そういえば「幻の城」とは、どういう意味だったのだろう。
◆短期大学、金子義隆
森田手筋風と思ったが森田手筋でいいのかも。

同じ筋で歩合桂合をするのが狙いと思うが、
こちらが森田手筋だから、はやり森田手筋か。
パソコン通信1997年波崎黒生(=中野和夫、21手詰)

手順は「
詰将棋かも...」で。合掌。
◆大学、武島広秋
見事な逆算だが、方向が少しずれている気がしないでもない。

こちらは統一感ある手順。
詰棋めいと第24号斎藤吉雄(1998年6月、37手詰、めいと賞銅賞、夢銀河93番)
気まぐれで動く将棋盤にしてみた。
めいと賞は20号~29号まで各号ごとに柏川悦夫氏が選考した。
毎号3作程度だが該当なしの号もある。
金賞は「まだら」「らせん」「金鵄」の3作のみ。
◆新人コンクール、生垣寛人
かなり無理をした作。

無理をしない作。
近代将棋1998年8月号堀内和雄(15手詰)

◆デパート、深和敬斗
合駒関連の飛先飛香。
最近は回収手筋というらしい。結構うまい名称。

深和作は打歩詰回避が目的。
打歩詰絡みでない作を見つけたので紹介。
パラ1970年2月号小西真人(11手詰)

馬が残るのは困り者だが。
◆デパート、山路大輔
遠打一発だが簡素な仕掛けに感心。

このパターンはありそうに思ったがなかった。
でも強引に紹介。
パラ2003年8月号谷川浩司(67手詰、月下推敲90番、改良図)

作意は月下推敲で。
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(追記)
コメント欄にある作品
(Ver.1)
◆パラ1981年12月号護堂浩之(11手詰)

4手目移動合でも打合でも良さそう。
(Ver.2)
◆詰棋めいと第15号(1993年10月)71護堂浩之(19手詰)

初手55香の余詰がある
大5の作者ですが、「夢銀河」は持っているので、斎藤作を知っていながら投稿しています。
コメントありがとうございます。
お若いのに、いろいろな作を知っているのに感心します。
橋本作は鈴川作がこの筋の決定版で採用不適切ですね。
『幻の城』は何故この題名にしたかはFacebookに書きました。
結果稿を読んで、深和作の構想を知る。
無理作りが極まった構図だったのは間違いないし、キズ(Ver.1)や余詰(Ver.2)だったから、前例を主張できるほどのものではない拙作だけれど、それでも解説で全くないものとされてしまうのは、ちょっとだけ悲しかったかも。
解説が難しいことは百も承知なのだけれど。
フムフム。
それとおぼしき作を追記しておきます。