短編コンクール、奥田典正作
盤上の桂の2段跳ね。
作意は34同馬、15桂までだが、34同玉、14飛成までの変同解の方がやや多かったらしい。

そして、この桂成から飛車成までの詰上りは近藤郷作が名作すぎる。
近藤郷「小さな絵」4番(将棋世界1969年4月号改良図)

7手詰で盤上の桂の3段跳ねも何作かあるが、
センスの良さを感じさせるのはこの人。
パラ1979年2月号有吉弘敏作

この時代の短編は、有吉弘敏、小泉潔、橋本樹がビッグ3という印象がある。
短編コンクール、池田俊作
最終手とリンクする短打の意味づけが面白い。

但し、本作はパラ2002年1月号同氏作の改良図だろう。

池田氏は森田手筋の中編で塚田賞を受賞している相当なベテラン。
受賞作を紹介。近代将棋1970年5月号池田俊作