12月号は何回かに分けて掲載します。
短編コンクール、角寿雄作
これはこれで一局かもしれないが、

手順の組み立ては
近代将棋1969年5月内藤國雄作や

近代将棋1972年2月島崎重良作と同じ。

短編コンクール、芹田修作
ブルータス手筋といわれる有名な構想手順。
敢えて作るのは相当な勇気がいる。
作者の主張は7手詰での実現。

詰将棋メモでTETSU氏が参考として挙げた作は
将棋世界1981年8月号、保川清作
金の消去が入るのでこちらは11手詰。

ネット上ではあまり紹介されていないようなので元祖を。
詰パラ1952年2月号、栗原寿郎作

古今中編名作選の解説で川崎弘氏は
「ブルータスお前もか!」は続々討死した常連解答者の不詰解を前に、シーザーならぬ解説者小林淳之助氏が歎じた名解説の冒頭の一行である。
と書いている。
ところでブルータス手筋の定義は良く知らないが、打歩詰回避の目的で離れた地点に打った(あるいは移動した)駒(飛角香)の利きを味方の別の駒(飛角香)の限定移動(あるいは限定打)で遮断するという意味ならば、将棋図巧49番が嚆矢のはず。それを派手に行うのがブルータス手筋なのか。よくわからない。