将棋世界2017年2月号

◆詰将棋サロン、中澤宣幸


狙いは違うが収束が似ている作を挙げておく。
将棋世界2002.10桑原辰雄（17手詰、「榛名図式」収録）

後半は桑辰っぽくないなあ。


◆詰将棋サロン、中出慶一
　きれいに出来ているだけにありそうな感じはした。


縦に飛車を打つ作は見つからなかったが横からの作はあった。
パラ1971.12柏川悦夫（13手詰、「詰」収録）



◆詰将棋サロン、藤井憲郎
　初手が強烈


初手強烈ではないが
旧パラ1950.4掲載、木村義雄（11手詰）



◆詰将棋サロン、斎藤慎太郎
　月間優秀作。作意は見えても桂合の変化がさっぱり解らず。


合駒がなければ例えばこんな作
将棋マガジン1982.8柴田昭彦

詰将棋パラダイス2017年1月号（その２）

◆高等学校、岡憲夫
　うまく逆算しているとは思うが。


報知新聞1995.7.3伊藤果（17手詰、「箱庭の囁き」＆「果し状」収録）

馬筋が24に利いていなくても詰むわけ。


◆大学、進藤正昭
　大駒を連続して捨てる収束には感心した。


ただ、これは修正図ですね。
パラ1979.11進藤正昭（37手詰）

初手13香のところ32飛成の余詰がある。


◆新春詰将棋、勝浦修
　類型的な感はあるが銀の入手が工夫


ストレートな表現ならば
パラ1984.10平松準一（31手詰）


逆パターンはこれ以前にある。
パラ1983.11金子哲哉（39手詰）



◆彩棋会作品展、齋藤駿汰
　作者は小学４年生のようだ。


７手目以降の手順は２作あった。
風ぐるま1953.1小高坂棋人（11手詰）


パラ2016.5立冬の蠍（７手詰）



◆デパート、eureka
　およそ人間が考えそうにない形と持駒と思ったが、


それに近い考えをする人間はいた。
将棋世界2012.10谷川浩司（37手詰）

収束に着手非限定のキズがある。

詰将棋パラダイス2017年1月号（その１）

◆ヤング・デ・詰将棋、川西直哉
　34銀がいなけれは１手詰

　
早い段階で風みどりさんがツイートしていたが
近代将棋1999.2角建逸（15手詰）があった。


何となく似ているのが
パラ1997.5木下豊（11手詰）



◆ヤング・デ・詰将棋、原田清実
　最後は五段目の飛車が取り残された感じ。


香車だと少しは違うか。
将棋世界1998.12関野憲文（17手詰）

でも配置は重くなる。


◆小学校、天内啓介
　桂消去がミエミエだが効率的に出来ている。


天内作を見てしまうと47香配置が気になるが
パラ1999.6新田道雄（７手詰）



◆小学校、海老原辰夫
　合駒移動のお手本


飛車を置駒にして初手を限定打にした作
パラ1982.5八尋無段（７手詰）



◆高等学校、妻木貴雄
　42歩を動かしたくなる初形ではある。


同じような狙いでもまとめ方は人それぞれ
近代将棋1989.7金田秀信（11手詰、「短編詰将棋百番」収録、修正図）

発表図は22歩、45角