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将棋世界2015年12月号(その2)

◆詰将棋サロン、浜名秀男
 如何にもありそうな実戦型
201512将世60手

44桂の前にどういう手順を挿入するかで違いが出るのだろうが
スマホ詰パラ2009年6月5日No.212はじめ(11手詰)
スマホ詰パラ2120手

角を飛車に代えても案外同じような印象。
近代将棋2000年10月号関則可(13手詰)
0200seki0手


◆詰将棋サロン、坂下正博
 意外と絶連
201512将世70手

途中からだが、
解けてうれしい詰将棋2013年2月号高野甚蔵(9手詰)
20130108高野0手


◆詰将棋サロン、柴田三津雄
 月間優秀作。盤面7枚はよく練られた配置
201512将世80手

敢えて中合を排除したような作
将棋文化1958年11月号北川邦男(「渓流」拾遺編No.4、17手詰、修正図)
渓流拾遺040手

将棋世界2015年12月号(その1)

◆詰将棋サロン、椿野ユロ
 中学生のようだがセンスあり
201512将世40手

3手目以降同一手順は意外とあった。
将棋月報1943年10月号吉田一歩(9手詰)
4348yoshi0手
名前は知っていたが、この時代でこのセンスは素晴らしい。

将棋世界1993年2月号小林秀樹(9手詰)
2459koba0手

パラ2006年12月号北川明(17手詰)
1239kita0手


◆詰将棋サロン、佐藤幸一
 覚えておくべき筋だろうが入選となると…
201512将世50手

将棋世界1960年7月号桑原辰雄(妙義図式No.42、15手詰)
2097kuwa0手
後続作はあるものの、これが決定版だろう。

将棋天国第13号(1980年4月)関半治(11手詰)
0555seki0手

パラ1997年06月号岡田敏(15手詰)
1545oka0手

週刊将棋2008年5月14日中田章道(13手詰)
2008中田0手

詰将棋パラダイス2015年11月号(その2)

◆大学院、摩利支天「WINDING ROAD」
 なるべくなら敬遠したい作者だが50代半ばの死は早過ぎる。
201511院100手

香先の金追いと香打香合。奇数筋での香打香合が狙いだろうが、ベースは次作のような気がする。
近代将棋1984年2月号杉山正「海猫」(167手詰)
4170sugi0手
本作の改作「新・海猫」(詰棋めいと第23号1997年11月=余詰/詰棋めいと第30号2002年5月=修正図)は純小駒図式の最長手数として詰将棋おもちゃ箱にエントリーされている。

なお、この趣向手順の一番早い例は、パラ1981年11月号滝島代士夫(165手詰、不完全)のようだ。
0989taki0手
9手目25金のところ35金、77手目44とのところ54と、79手目53とのところ43との余詰、3手目と157手目に非限定のキズがある。

また、近代将棋1995年7月号添川公司「金馬車」は馬鋸との組み合わせ。図面と手順は詰将棋の欠片で。


◆新人コンクール、安田恒雄
 作者のデビューは将棋世界1978年2月号の模様
201511新人30手

13桂以降は変化手順と思ってしまったが意外と前例は少なかった。
スマホ詰パラ2014年3月8日No.3634もラン(15手詰)
スマホ詰パラ36340手

詰将棋パラダイス2015年11月号(その1)

◆ヤング・デ・詰将棋、小林看空
201511ヤ20手

だいぶニュアンスが違うけど
パラ2010年11月号平尾一土(19手詰)
5792hirao0手


◆小学校、武島広秋
201511小220手

横型
パラ2006年7月号谷口均(11手詰)
0702tani0手


◆中学校、海老原辰夫
 若々しい。
201511中250手

こういう桂跳ねを見ると赤羽ショックを思い出すが、比較的近いのは
近代将棋1964年6月号酒井克彦(からくり箱No.15、11手詰)
3065sakai0手