◆大学院、摩利支天「WINDING ROAD」
なるべくなら敬遠したい作者だが50代半ばの死は早過ぎる。

香先の金追いと香打香合。奇数筋での香打香合が狙いだろうが、ベースは次作のような気がする。
近代将棋1984年2月号杉山正「海猫」(167手詰)

本作の改作「新・海猫」(詰棋めいと第23号1997年11月=余詰/詰棋めいと第30号2002年5月=修正図)は純小駒図式の最長手数として
詰将棋おもちゃ箱にエントリーされている。
なお、この趣向手順の一番早い例は、パラ1981年11月号滝島代士夫(165手詰、不完全)のようだ。

9手目25金のところ35金、77手目44とのところ54と、79手目53とのところ43との余詰、3手目と157手目に非限定のキズがある。
また、近代将棋1995年7月号添川公司「金馬車」は馬鋸との組み合わせ。図面と手順は
詰将棋の欠片で。
◆新人コンクール、安田恒雄
作者のデビューは将棋世界1978年2月号の模様

13桂以降は変化手順と思ってしまったが意外と前例は少なかった。
スマホ詰パラ2014年3月8日No.3634もラン(15手詰)