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将棋世界2015年8月号

◆詰将棋サロン、本田勇
 3手目からは一瀉千里。
201508将世40手

初手が命の作で完成品と思うが、ないことはない。(持駒の金が42銀になっているの少々歯切れが悪い)
パラ1996年1月号の読者サロンで紹介されているらしい小阪昇(13手詰、初出不明)
0073kosaka0手
初手を成立させるのに苦労している感。
※小阪作は第8回ねんりんピック(1995年10月)出題作だそうです。hiroさんありがとうございました。

初手を入れなければ簡素に。
倉藤君のHomePage!!2008年5月中田章道(11手詰、初出不明)
200805中田0手

詰将棋パラダイス2015年7月号(その2)

◆大学院、添川公司「はやぶさ」
 40手目あたりからの手順は目を瞠るものがある。
201507院10手

同じ詰上りの歩なし煙があるので紹介。
パラ1982年12月号飯田岳一「M-18」
2167iida0手


◆大学院、添川公司「戴冠式」
 これまで看寿賞を受賞した煙詰諸作は、煙詰以外の受賞作と比べてみると手順はかなり見劣りするとか。
 とは言え駒が消えていく手順は気持ちいい。
201507院20手

先々月のブログで、…「朝霧」と「来たるべきもの」のような関係で…と書いたが、
当然駒場和男の朝霧を知らない人もいる訳で、明記すべきだったかなと反省。
なので、敢えて載せておこう。

本作は煙詰では初の詰上りだし、曲詰としてもこの位置では初。
でも、頭に浮かぶのは次の作。
パラ1955年9月号小川悦勇「ピンポン球」(35手詰、「雨滴」No.18)
1130ogawa0手


◆デパート、山﨑詔三
銀に注目!
201507デパ20手

3手目以降は、将棋世界2003年7月号内藤國雄(13手詰)と同じ。
1413naitou0手
当然桂打は見えていたはずなのに何故そこから始めなかったのかが不思議。

詰将棋パラダイス2015年7月号(その1)

◆表紙、金子哲哉
 収束5手はよくあるが、その直前4手の進行が上手い。
201507表紙0手

YANAGIさんが早々にツイートしていたが、次の作と同手順。
将棋世界1985年10月号酒井克彦(修正図、15手詰、「からくり箱」No.54)
からくり540手
発表図は25歩がなく初手12角以下の余詰。
角を35に置けば初めからこの筋はない。
だが、持駒であれば44角は限定打となる。


◆小学校、室門健一
201507小20手

自陣玉でも出来ることを中段玉でやっただけと思ったが、
たぶん次の作とペアなのだろう。
パラ2011年3月号室門健一(9手詰)
201103中120手


◆大学、山路大輔
結局11手セットの例の収束になるが、そこに至るまでは見事。
201507大30手

収束17手が同様の作があったので紹介。
パラ1994年8月号斎藤吉雄(31手詰)
2804saitou0手