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同一作検索の漏れ(その1)

空気ラボの同一作検索は使いやすい上に、詰将棋年鑑や単行本の作も登録され重宝している。
ただ現在のところ将棋ジャーナルがまだ登録されていないので、今月号のパラでは同一作が掲載されてしまった。

単行本も網羅することは難しいだろうから、こちらの本のほうが早いという例もある。
気付いた都度、載せておくことにする。

◆「二上詰将棋代表作」(二上達也、1974年10月発行)初段問題No.4
2627kita0手

同一作検索では、パラ1994年6月号北の土龍。
(収束、非限定あり)


◆「二上の詰め将棋」(二上達也、1974年11月発行)5手詰No.12
3674hara0手

同一作検索では、近代将棋1997年3月号原島利郎。


◆同書11手詰No.8
二上詰将棋11_080手

同一作検索では、読売新聞1996年9月23日中田章道。


◆「二上の新詰将棋」(二上達也、1977年11月発行)No.44
二上新詰将棋440手

同一作検索では、大内延介と西村一義の名前が出てくるが、こちらの方が古そう。

将棋世界2015年5月号

◆詰将棋サロン、福田実
201505将世40手

いくらなんでも同一手順はあるでしょうと思ったが、私のデータベースでは次の作しかヒットしなかった。
でもきっと誰かが作っていると思う。
パラ1974年11月号小西逸生(7手詰)
4137konishi0手
「詰みますか」の作。


◆詰将棋サロン、松田保治
 うまく桂合を引き出した。
201505将世70手

そして34桂を消しておきながら、後に34桂と打つセンスはいい。
収束、11飛、同玉、22金まで(変同変別手順)と即断してしまったが、ここはモヤモヤするところ。
41香と43歩は17手にするための配置なので、外せば変同は消えるが収束がさらに間延びする。悩ましい。

おっと、真面目に解説してしまった。

5手目からは次の作がある。
4手逆算可能だったとは月下推敲の作家としては悔しいかもしれない。
パラ1994年6月号谷川浩司(15手詰)
2617tanigawa0手

なお、「月下推敲」では第3番に同一初形で持駒飛飛銀の作が収録されている。

詰将棋パラダイス2015年4月号(その2)

◆高等学校、金田秀信
201504高160手

このパーターンは割とあるので1作だけ。
近代将棋1953年7月号塚田正夫(11手詰)
0699tukata0手


◆短期大学、木下豊
 65銀1枚でよく変化を割り切った。
201504短170手

全くの偶然だろうが前の月に同じ手順を見た。
山北製麺株式会社facebook2015年3月15日三輪勝昭(23手詰)
20150315三輪0手


◆短期大学、岡田隆司
 バランス悪い気もするが金の消去はうまい。
201504短180手

でもこれは既発表作をさらに逆算したもの。
将棋世界2009年5月号岡田隆司(15手詰)
0550okada0手

前も同じようなことが…


◆大学院、坂東仁市
201504院70手

飛車の向きが異なるが看寿賞作を思い出す人は多いだろう。
パラ1993年5月号河原泰之「SWINGⅡ」(403手詰、看寿賞/半期賞)
1836kawahara0手


◆大学院、山崎健「アンフェイスバエナⅡ」
 この作者には超長手数作品を密かに期待。
201504院80手

アンフィスバエナ」は詰将棋おもちゃ箱2010年4月発表。
車井戸方式で2枚の龍が上下で横挽きする作。
TETSUさんの解説は勉強になる。

その縦版が本作。
と金のベルトコンベアを利用して1枚の龍が左右で縦挽きする作は
①近代将棋1990年4月号山腰雅人「二人三脚」(125手詰、不完全作)
②近代将棋1996年12月号河原泰之「I'll be back」(311手詰、不完全作)
③パラ2010年11月号菅野哲郎「Uボート」(117手詰)
があるが、2枚龍によるものは初めてだろう。

褒めたいがために取り上げてしまいました。


◆詰四会作品展、酒井博久
 意外と狭い。
201504詰四10手

5手目以降は次の作がある。
将棋世界1975年1月号宮田利男(15手詰)
4038miyata0手


◆デパート、武島広秋
 絶対に歩は渡さないぞ!
201504デパ20手

裏返しで歩を温存する作があったので紹介。
近代将棋2004年7月号金子義隆(41手詰)
1111kaneko0手
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詰将棋パラダイス2015年4月号(その1)

◆ヤング・デ・詰将棋、野村量
 入門向き
201504ヤン10手

導入は人それぞれ
将棋世界2006年8月号村山隆治(13手詰)
2535murayama0手


◆ヤング・デ・詰将棋、筑木力
 飛車が消えたのは一寸意外
201504ヤン30手

もっともその部分は例がある。
将棋世界1986年4月号金田秀信(13手詰)
1121kaneda0手

この前月にはこんな作も
将棋世界1986年3月号柳田明(13手詰、奇想曲43番)
1116yanagida0手


◆小学校、石川英樹
 2手目の変化が見えなかったのは自分だけか。
201504小160手

ちょっと違うかもしれないが2作紹介。
パラ2010年妻木貴雄(7手詰)
5374tsumaki0手

将棋世界2014年2月号中田章道(5手詰)
201402中田20手


◆小学校、山本善章
 44からの脱出をピタリと抑える。
201504小190手

これは既発表作の上下反転パターン。
パラ2005年8月号山本善章(7手詰)
5458yamamoto0手


◆中学校、妻木貴雄
 69馬にとらわれると…
201504中170手

収束3手は次の2作があった。
パラ1983年3月号新井佳世子(5手詰)
2495arai0手

将棋世界1984年6月号中村雅哉(11手詰)
0747nakamura0手


◆中学校、鈴川優希
 右か左か悩ましい。
201504中200手

後半は次の作に合流。
パラ2009年6月号長壁敏雄(15手詰)
4104osakabe0手