◆大学、宮原航
我が家の柿木先生は詰めてくれないので仕方なく考え始めたところ、
プロトタイプを以前見ていることに気付いた。

この打換え例は何作かあるものの不利合駒・不利交換を組み合わせた作はたぶんないと作者に回答したが、
打換えの例として示したのは次の作。
富沢岳史「
ミーナ氏の作品集」49番(25手詰)

これは未発表作だったようだ。何とももったいない話。
ついでながら短大の若島作を調べているときに見つけた同じ作者の作を紹介。
パラ1998年11月号富沢岳史(43手詰、ミーナ氏の作品集38番)

初手59飛に対して58桂の合駒をしたいがそれは禁じ手。
でも58桂成なら禁じ手ではないよねという作。
禁じられた遊び手筋の応用とか。
◆大学院、山路大輔
小駒煙

3筋の香が32に成る収束は「嫦娥」を嚆矢として小駒煙の常道。
十五級子作をと思ったが既に「
詰将棋かも」で紹介済みだった。
北原さんが考えていた収束はこれかな。
近代将棋1981年10月号北原義治(39手詰)

◆入選200回記念作品展、八尋久晴
5筋の配置が苦しい。

ツイッターでランスさんが指摘した2作。
パラ1988年10月号八尋久晴(45手詰)

パラ2010年4月号八尋久晴(27手詰)

イジるたびに段々と・・・
◆たま研作品展、有吉弘敏

事前に課題作を見る機会があったので次の作を挙げた。
近代将棋1965年5月号山田修司「新水車」(63手詰、夢の華55番、改良図)

馬の開き王手が入る点が異なるのだが。
◆デパート、上谷直希
中合が効かない。

香打ちから龍捨ては次の作にあるが盤面5枚で出来るとは。
パラ1980年5月号柳原裕司(11手詰)

柳原作を先行例として取り上げるのはこれで4回目くらいか。
結構、先を進んでいたのだなと今にして思う。