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詰将棋パラダイス2014年12月号(その4)

◆同人室、野村量
 65歩が惜しい。
201412同人010手

まとめ方が大分異なるが角打から飛合は
パラ2005年1月号北浜健介(37手詰)がある。
4822kitahama0手
27手目33歩のところ33龍や12龍、29手目11龍のところ23龍の余詰があるようだ。


◆同人室、北村憲一
 詰棋界の流行語大賞「ゆる詰」の発信者だが本作は緩くない。
201412同人050手

収束部分は近代将棋1994年1月号湯村光造(17手詰)にある。
2667yunomura0手


◆同人室、北川明
 何とも無粋。
201412同人070手

収束部分は将棋文化1958年4月号村山隆治(13手詰)にある。
0050murayama0手
「詰将棋教室」懐かしい。


◆詰備会作品展、利波偉
201412詰備020手

その「詰将棋教室」で紹介されている、
週刊朝日1952年新春号に掲載された二上達也・清水孝晏による
あぶり出し連作「ヘイワノハル」の「ハ」(清水作)
1507shimizu0手
初手84銀以下の13手詰だが初手及び5手目に余詰、10手目及び12手目の変化が15手駒余りの困った作。
初手からの余詰手順が利波作の後半手順になっている。


◆デパート、おおた葉一郎
 図面省略
 現在は消されているが、2013年3月30日に作者のブログで発表された作。
 パラはネット発表作は採用しない方針だったと思い調べてみたが、どこにも明記はされていないようだ。


◆デパート、岡島民雄
 これも、まとまり感がないかなあ。
201412デパ020手

収束は既成なのでいじりたくなる気持ちは分かるけど。

既成の収束
北川邦男「渓流」珠玉編27番(将棋世界1961年3月号、11手詰)
2189kitagawa0手

詰将棋パラダイスHP2012年7月u-maku(11手詰)
201207u-maku0手

詰将棋パラダイス2014年12月号(その3)

◆短編コンクール、橋本樹
201412短350手

収束の見当がつかず難しかったが、結構使われている収束だった。
一番古い例はパラ1989年6月号山本民雄(7手詰)
3187yamamoto0手

ヨコ型ならば将棋世界1992年9月号付録「5手詰コンテスト」酒井博久
5手詰コン020手


◆短編コンクール、坂東仁市
201412短380手

5手目以降は浦野真彦「7手詰ミニハンドブック」(将棋世界2009年9月号付録)収録作と同様。
0789urano0手


◆短編コンクール、宮浦忍
 さらさら。
201412短410手

5手目以降は近代将棋1954年4月号小西逸生(7手詰)と同様。
0821konishi0手
作品集には収録されていないようだ。


◆短編コンクール、八尋久晴
201412短460手

パラ1998年5月号八尋久晴(11手詰)
2578yahiro0手

詰将棋パラダイス2014年12月号(その2)

◆短編コンクール、門田和雄
 飛車鋸
201412短130手

17の地点を初めは開けておくのが工夫。
ストレートな手順はパラ1977年9月号鳴海裕章(7手詰)
2135narumi0手


◆短編コンクール、鈴川優希
 まとまり感がないかなあ。
201412短210手

収束に目が行ってしまうがパラ2013年12月号中村雅哉(9手詰)がある。
201312短170手

ヨコ型ならば将棋マガジン1989年6月号野口緑風(7手詰)
2091noguchi0手


◆短編コンクール、筑木力
201412短310手

パラ1950年8月号宇佐見正(13手詰)
0551usami0手

将棋春秋1957年1月号北原義治(27手詰)
0047kitahara0手


◆短編コンクール、中村雅哉
 これは上手い。
201412短320手

この作を思い出した人が割といたようだ。
パラ1989年6月号岡村孝雄(11手詰)
2897okamura0手

タテ型ならばパラ1977年5月号原敏彦(5手詰)
1754hara0手

詰将棋パラダイス2014年12月号(その1)

   謹賀新年
201501年賀

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◆ヤング・デ・詰将棋、野村量
 4手目の変化に考える。
201412ヤン20手

こちらも4手目の変化に考える。
将棋世界1953年12月号植田尚宏(11手詰)
0873ueda0手


◆ヤング・デ・詰将棋、鈴川優希
 銀鋸。スマートな表現は流石。
201412ヤン30手

3手目以降はパラ2008年3月号菅野哲郎(9手詰)と同様。
2659kanno0手


◆短編コンクール、稲葉元孝
 打換えの意味がダブっているのが惜しい。
201412短030手

3手目以降は作者自身の既発表作(パラ1999年2月号、9手詰)と同様。
3353inaba0手

雰囲気は若島正「盤上のファンタジア」22番(京都民報1988年4月、13手詰)に似ている。
盤上のファンタジア220手


◆短編コンクール、岡本正貴
 本家が悔しがる収束。
201412短120手

詰将棋パラダイス2014年6月号八尋久晴(15手詰)
201406同人30手