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香のサンドイッチ

一段目の角(馬)の王手で二段目に香合を発生させ三段目に角を打つ作を5作紹介。

パラ1979年11月号池原雅幸(7手詰)
1ikehara0手
これが基本形。
活動期間は1978年~1985年。発表作は30作余りだが鋭い作ばかりの作者だった。

将棋ジャ-ナル1988年2月号中村雅哉(13手詰)
2nakamura0手
コンパクトに実現。
名局ライブラリーで紹介されているので受賞作かな。

パラ2001年6月号中出慶一(15手詰)
3nakaide0手
これはちょっと苦しい。

パラ2013年2月号千葉豊幸(11手詰、半期賞)
4chiba0手
他の作と異なり香合、香移動を空き王手で行う。

パラ2013年6月号金子清志(15手詰、A級順位戦優勝)
5kaneko0手
手放した角を再び入手。遠打ち感も出ている。

詰将棋パラダイス2014年6月号(その3)

今頃になって気付いてしまった。

◆D級順位戦、岡田隆司
201406D級40手

結構評価の高かった作だが、同じ作者の将棋世界2011年10月号(13手詰)に頭2手を加えたもの。
201110将世40手

将棋世界2014年11月号

◆詰将棋サロン、島勇三
  これは・・・。
201411将世20手

中編の収束なら、まだ分かる。
将棋世界1991年11月号内藤國雄(27手詰)の17手目からとほぼ同じ。
2152naitou0手


◆詰将棋サロン、山腰雅人
 上手く出来ているが、これはあるでしょ。
201411将世30手

近代将棋1980年6月号岡田敏(「清涼図式」14番、「詰の花束」308番、11手詰)
3018okada0手
元祖の方がスマート。
(どの作品集に収録されているか調べるのが大変!)


◆詰将棋サロン、中澤宣幸
  この飛車合は面白いと思ったが。
201411将世70手

前半が工夫されているので存在意義はあるが、
飛車合自体はパラ2011年8月号明日晴れ(=斎藤吉雄、17手詰)にある。
201108高90手


◆詰将棋サロン、田中慎太郎
 打った飛車がそのまま残っていますけど…
201411将世80手

捌きの大関なら、ちゃんと活用する。(些か長いが)
風ぐるま1954年12月号大関信雄(41手詰)
1034oozeki0手
捌きの名手・大井美好とついつい混同してしまう。
三百人一局集では紹介されているものの四百人一局集では外れてしまった。 続きを読む

詰将棋パラダイス2014年10月号(その3)

◆大学院、添川公司「枯野行」
 盤上の駒が12枚になってから玉を下段・右辺・上段と70手以上追い回す。
 これを煙詰に結びつける技量がとんでもない。
201410院80手

下段での追い方はポピュラーに見えるが持駒に金が2枚あるパターンは多分ない。
最後の部分が近代将棋1973年10月号大井美好(29手詰)にある程度。
0979ooi0手
初手29金の余詰がある。

上下をつなぐ右辺での追い方は前例がありそうでない。

上段での追い方は風ぐるま1954年4月号黒川一郎「流鏑馬」(将棋浪漫集16番=修正図、71手詰)にある。
2147kurokawa0手
なお、将棋浪漫集には76香ではなく75香と印刷されているが、挟み込みの正誤表で76香の誤りと訂正されている。
75香でも余詰はないが馬の利きが遮断され紛れが減る。発表原図も76香である。

詰棋めいと14号及び近代将棋1996年5月号には75香のまま掲載されているがこれは誤り。
空気ラボの同一作検索では76香の図が将棋浪漫集16番として登録されている。
また将棋雑記の黒川一郎研究でも正図が掲載されている。


◆D級順位戦①、加賀孝志
201410D級10手

デパートの作と同じ収束。これが意外とない。
デパート、加藤義信
201410デパ20手
先月取り上げた将棋世界の月間優秀作は「はぁ?」という作だったが、これは好作。
デビューは将棋マガジン1984年12月号なので結構なベテラン。


◆九州G作品展、八尋久晴
201410九州20手
角を先に手放す手順は一寸面白いが、なくはなかった。

パラ1997年9月号森英生(17手詰)
1793mori0手

詰将棋パラダイス2014年10月号(その2)

◆高等学校、金田秀信
 「素晴らしい。きっと評点は芳しくないんだろうが」とツイートしてしまった。
201410高180手
類作が心配だが、似た感じの作は次作だけのようなので大丈夫だろう。

パラ1984年4月号桜木健古(17手詰)
3702sakuragi0手


◆高等学校、有吉弘敏
 手を出しづらいが3手目がちょっとしたポイントか。
 と解いた時思ったが今見ると普通かな?
201410高190手

主眼部分の飛車打・桂合の例を探してみた。
パラ2003年10月号千々岩倫太郎(31手詰)
3275chijiwa0手


◆短期大学、外谷健司
201410短170手
これは旧作の仕立直し。

パラ1995年11月号外谷健司(13手詰)
4000sototani0手


◆短期大学、有吉弘敏
 意外と軽快。
201410短200手

13手目以降はパラ2011年10月号小笠原隆治(25手詰)の9手目以降と同じ。
201110持駒30手

詰将棋パラダイス2014年10月号(その1)

◆ヤング・デ・詰将棋、北原幹久
 馬の飛び込みは気持ちいい。
201410ヤン20手
44金にすれば53桂は省けそうとは思ったがミニ煙の作があった。

パラ1967年8月号有田辰次「落葉焚き」(27手詰)
1645arita0手


◆ヤング・デ・詰将棋、野村量
 24に捨合が出来ないことを利用し銀打から既成の収束につなげる点がうまい。
201410ヤン30手

既成の収束
パラ1966年4月号桜木健古(5手詰)
0311sakuragi0手

吉田健「らくらく詰ませる5・7・9手」83番(1986年3月発行、7手詰)
198603らく830手
「らくらく詰ませる5・7・9手」、監修は中原誠だが
作者は森信雄、中田章道、武市三郎、吉田健の4名。
11手、13手もある。


◆中学校、中出慶一
 いかにもありそうな手順で学校向きではないが整理された配置は流石。
201410中160手

3手目からはパラ2012年12月号門田和雄(7手詰)と同じだが、
生飛車の方が作りにくいか。
201212短コン280手


◆高等学校、青木裕一
 少しひねった手順
201410高170手

素直な手順はこちら。パラ1988年3月号柳原裕司(15手詰)
1682yanagihara0手 続きを読む