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攻方桂の5段活用

単なるメモです。
不完全作もあります。
柿木先生にお伺いも立てていません。

二代伊藤宗印・将棋勇略91番(39手詰)
0596souin0手

久留島喜内・将棋妙案63番(31手詰)
2033kurushima0手

詰将棋パラダイス1956年11月号・黒川一郎「狂獅子」(69手詰)
2727kurokawa0手

詰将棋パラダイス1970年1月号・三木正道(83手詰)
4426miki0手

詰将棋パラダイス1985年1月号・田中至(15手詰)
4521tanaka0手

詰将棋パラダイス1990年4月号・三輪勝昭(31手詰)
3630miwa0手

近代将棋1990年10月号・深井一伸(19手詰)
1680hukai0手

詰将棋パラダイス1995年06月号・須藤大輔(33手詰)
3605sudou0手

詰将棋パラダイス2003年4月号・岸原秀行(43手詰)
2727kishihara0手

詰将棋パラダイス2004年6月号・井上徹也(29手詰)
4130inoue0手

詰将棋パラダイス2010年11月号・赳と英(19手詰)
5773Take0手
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将棋評論1947年12月号岩隈静雄ほか

調べ物の途中で目にとまった3作。

◆将棋評論1947年12月号、岩隈静雄(17手詰)
ツイッターで紹介したらかなり反響があった。
0044iwakuma0手

発表当時の解説・評価が知りたいとツイートがあったが私も知りたい。
パラ1968年7月号で一度紹介されているようだが。


◆将棋月報1943年5月号、吉田一歩(11手詰)
飛車の打ち場所が非限定で、柿木将棋では余詰判定だが。
4107yoshida0手

当時としてはインパクトがある筋と思う。
嚆矢となる作を知りたい。

◆将棋日本1939年4月号、中山初段(37手詰)
並べれば理解できる手順だけに成程と思ってしまった。
ただ、11香は14香ぐらいにしたい。
大学級なので動く将棋盤で。


中山初段は中山修一と同一人物のようだ。

この3人、秀局懐古録上巻や百人一局集にも名前はない。

からくり箱57番ほか

最近気づいたことを三つほど。

◆詰将棋パラダイス2012年1月号、井狩雅人(=岡田敏、11手詰)
201201中40手

パラ2001年12月号に本名で発表済。


◆詰将棋パラダイス2012年5月号、北岡正一(33手詰)
201205大聴10手

類作ではないが収束は近代将棋1952年11月号北原義治(25手詰)と重なる。
0541kitahara0手


◆詰将棋パラダイス1986年3月号、駒三十九(=酒井克彦「からくり箱」57番、25手詰)
馬の王手に気付き邪魔駒と知る。
0187koma0手

7手目以降の手順は先行作があった。
近代将棋1965年9月号坂本薫(21手詰)
3408sakamoto0手

明日も更新します。

将棋世界2013年12月号

◆詰将棋サロン、野村量
 9手目は不成としたくなる。でも違う。
201312将世20手

実際、不成とした作があった。もう少し何とかしたい作だが。
パラ1987年8月号佐々木康
1176sasaki0手


◆詰将棋サロン、沖昌幸
打った金が邪魔になるという仕掛け。
201312将世30手

最終手のために角を消去する方法もあるようだ。
将棋世界1974年7月号座間幹夫
3940zama0手

将棋世界1998年6月号村山隆治(五風十雨45番)
4381murayama0手
私の世代は皆「詰将棋教室」で創作を学んだ。ご冥福を祈ります。


◆詰将棋サロン、本田勇
201312将世40手

収束部分の先行例は数多いと思ったが1作だけだったので載せておく。
パラ1984年1月号田中至
3364tanaka0手


◆詰将棋サロン、金子義隆
筋がつかみ難い。合駒請求でようやく見えてくる。
201312将世70手

全く別物だが雰囲気が似ているので参考までに。
パラ1976年5月号中川豊樹
(36飛以下の21手詰だが、初手36金及び38桂の余詰がある。)
0436nakagawa0手

詰将棋パラダイス2013年11月号(その2)

◆高等学校、武島宏明
 類作ネタでなく勝手に解説しています。
 普通に進めると龍-飛の並びになり打歩詰。それを打開すべく、飛-龍の並びにする。
201311高230手

角と馬での組合せは同じ作者のパラ2012年8月号
201208大40手
同一ライン上の成駒を生駒にすり替えるのは無双85番が最初だろうが、並び順を変えるのは初めて見る構想。
湯村光造の「歩詰手筋総まくり」を当たってみたがは該当はなかった。
それでも新構想と断言する勇気はなかったが、平均点が2.61しかないのには驚いた。

最近見たプロブレムに似たような筋があった。
「ENCYCLOPEDIA OF CHESS PROBLEMS」のANTI-ZEPLER DOUBLINGの項にある3作。
(1年前に買ったのにまだAの項…)

◆ZEPLER,Erich / Kongressbuch Teplitz-Schönau 1923 /#4
0122zepler.gif
1.Bc6として次に2.Rc3を狙うのは1...Bg7とされQ-Bの並び順は強力なQが先頭のためうまくいかない。
そこで1.h8=Q! Qxh8と移動させてから2.Bc6とすれば2...Bg7と受けるしかなくBが先頭になるので、
3.Rc3+ Bxc3 4.d3#。c3に来る駒がBなので 4.d3が可能となる。

◆ZEPLER,Erich / Kongressbuch Teplitz-Schönau 1922 /#5
 上の作とは逆にQ-Bの並びにしてQを先頭に持ってくる。
0123zepler.gif
単に1.Rb4では1...Qf4と受けられB-Qの並びになってしまい失敗する。
上の作と同様に1.Bg3! Bxg3 と捨駒でBを移動する。
続いて2.Rb4 Qf4となればQ-Bの並びとなる。
3.c7+ Qxc7 4.bxc7 Bxc7 5.Sc6#
c7で清算したのち残る駒がBなのでを5.Sc6が可能。意味合いは最初の問題と同じ。

◆TRILLING,Anton / Essener Anzeiger 19.12.1935/(v) /#4
 こちらは白の駒の並びを変える。
0124trilling.gif
単純に1.Qd4とし2.Qxg7#を狙うのは1...g1=Q!とピンされQが動けない。
そこで1.Be5とBを前に出す。次に2.Qd4~3.Bxg7#の狙い。
それを避けるために1...Bb2と防ぐが2.Bxb2 f2に3.Qa1と回られ、どう応じても4.Bxg7#となる。

同じラインに並ぶのがダブリングで、それを逆さまの並びにするからアンチなのかな。
自分なりの理解で書いているので間違っていたらごめんなさい。

詰将棋パラダイス2013年11月号(その1)

◆表紙、鈴川優希
 この合駒には感心した。
201311表紙0手

初めから持駒にしている作はこちら。
パラ1991年8月号本間精一
0525honma0手


◆ヤング・デ・詰将棋、武島宏明
 後に跳ね出す桂をセッティングするのがうまい。
201311ヤン30手

残念ながらメインの部分は近代将棋2006年6月号上田吉一(詰将棋解答選手権出題作)にある。
1633ueda0手


◆小学校、橋本守正
 歩合で駄目と即断しそう。
201311小230手

同様手順だが19に馬が利いている分、次図が優っている。
パラ1970年2月号中出慶一
4445nakaide0手


◆短期大学、井上徹也
 前半に絶妙手。
201311短220手

後半は既成手順なので、そのオリジナルを調べてみた。
多分これが一番古そう。
近代将棋1951年2月号辰村純治
0210tatumura0手

34香、33飛合と進む手順にアレ?と思う人は鋭い。
近代将棋1986年11月号若島正(盤上のファンタジア60番、看寿賞・塚田賞)
盤上のファンタジア600手
馬が44だと35に引く手があるので逆算当初から55に置いていたと作者は解説している。
生角ならば44でも大丈夫なわけで、並の作家ならばこちらを選びそうだ。