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金田秀信の詰将棋543㉝

今回が最後です。

◆第260番 詰将棋パラダイス1962.7
本作は巻末の「私のベスト10」にも載っているが
そこには将棋教室1949.11とある。

雑誌「将棋教室」の詰将棋はT-Baseに登録されていないが、
詰将棋の欠片」にはリストが掲載されている。

それによると1949.12月号に金田作がもう1作ある。
そこで小池さんに教えてもらった図がこれ。
金田438b0手

廃刊のため結果発表がないが、84桂、同歩、83銀、同金、81角以下13手詰だろう。
但し、初手61飛成で余詰。また、4手目63玉が2手長になる。

ということで
◆第438番 実戦型詰将棋百題1965.12
これは将棋教室1949.12の修正図。

金田秀信の詰将棋543㉜

◆第535番 将棋評論1951.9改
これは私の修正案。原図は次図の23手詰。
金田535b0手

第461番と同じ収束なので21手目に33龍があるが、
461番と同様に「金田秀信全作品」には原図のまま収録されている。

461番は44銀を置くだけで済んだが、本作はそれでは詰まなくなってしまう。
仕方がないので33龍は最終手余詰ということにして2手切詰めた。

35歩を玉方37角にすれば作意どおりの進行になるが、大仰な配置に思え35歩を選択した。
桂打の地点が変わってしまい、これも駒場さんには叱られそうだが。


◆第536番 将棋春秋1957.2改
これは「金田秀信全作品」収録図で、原図は43歩→43香。
なんと本作は握り詰で、将棋評論1948.1の「創作一握り詰」入選作。
なので正しくは将棋評論1948.1改。

T-Baseには将棋評論の握り詰が登録されていないが、
「詰将棋ファン第3号」で小池さんが一挙に紹介している。

将棋春秋1957.2で野口益雄氏が「思い出の名作詰将棋」として本作を取り上げている。
「詰棋評論」に収録されているので、こっそり載せておく。
2023-10-20.jpg



◆第538番 近代将棋1959.1
これは将棋評論1951.6の修正図。
原図は次図で3手目15角以下余詰。
金田538b0手


◆第541番 詰将棋パラダイス1962.7
これは巻末の「私のベスト10」に記載があるとおり、将棋とチェス1949.12改。
原図は次図で2手目21玉で不詰。
金田541b0手


金田秀信の詰将棋543㉛

◆第521番 実戦型詰将棋百題1965.12.2
これは将棋評論1949.6の改良図。
原図はこちら。
金田521b0手


◆第531番 短編詰将棋七十番2000.2
これはパラ2012.7の名局ライブラリーで紹介されているが年賀詰。


◆第532番 詰将棋パラダイス1952.1改
これは近代将棋1971.7「私の快心作」掲載の修正図。
原図は86となく初手83銀成以下余詰。


◆第533番 詰将棋パラダイス1952.5改
これは私の修正案。
原図は24金→持駒金で初手16歩以下余詰。

金田秀信の詰将棋543㉚

◆第511番 将棋世界1997.9
これはおそらくパラ1950.5(次図)の改良図。
金田511b0手


◆第512番 詰将棋パラダイス1950.4改
これは私の修正案。
原図は21角→21桂52銀で3手目14龍以下余詰。

将棋評論 1951.12に修正図とおぼしき次の作が。
金田512b0手
5手目24角で余詰。手順は当初の作の方がよい。

「実戦型詰将棋百題」や「金田秀信全作品」には次のカット版が収録されている。
金田512c0手


◆第514番 実戦型詰将棋百題1965.12
同一検索すると近代将棋1951.12爪木宗佐久と出てくる。
当時近将の詰将棋欄を担当していたのでペンネームを使ったのだろう。

第529番も爪木宗佐久名義での発表。


金田秀信の詰将棋543㉙

◆第495番 金田秀信全作品1974.10改
正しくは近代将棋1950.5改。
原図は53歩なく初手21角や22銀成で余詰。

「金田秀信全作品」にも原図で収録されたが、
余詰指摘を受け53歩追加と野口文庫のどこかに書かれていたような気がする。


◆第497番 詰棋界1951.4
これは私の修正案。
原図は15歩なく初手25桂打以下余詰。

T-Baseは作意不明とし余詰手順が登録されている。


◆第499番 将棋評論1949.12改
これも私の修正案。
原図は次図。
金田499b0手

作意は初手31金だが、32金・33桂・42飛のいずれでも詰み。
さらに3手目43桂・42飛成、5手目42飛成、7手目42飛成、9手目54桂の余詰もある。

というわけで相当強引な修正になってしまった。
特に初形の玉位置が変わってしまったので駒場さんには叱られそうだ。