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同一検索の漏れ(その9)

2018/10/23(火) 21:01:14 T-Base THEME:将棋 (ジャンル : ゲーム EDIT
◆将棋世界1989.5付録 野口益雄「タイムトライアル112詰将棋編」初級#25
タイム1989初250手

同一検索では中学三年コース1990.7五十嵐豊一


◆同初級#32
タイム1989初320手

同一検索では中学二年コース1990.9五十嵐豊一


◆同上級#01
タイム1989上010手

同一検索ではアサヒ芸能1992.10.29谷川浩司及び佐藤康光(正確には佐藤康光推薦 近代将棋編集部編)「新しい詰将棋初段120」(1999.9発行)#62


◆将棋世界1991.9付録 野口益雄「タイムトライアル112短篇詰将棋」中級#18
タイム1991中180手

同一検索ではスマホ詰パラNo.6468
今のところ削除されていない。


◆同上級#09
タイム1991上090手

同一検索ではスマホ詰パラNo.6688
これも削除されていない。

将棋世界2018年9月号

妻木さんにはお会いする度に類作調べは再開しないのかと言われるが、解説者の役に立っていないし過去作の紹介なのにディスっているとかあげつらっているとか言われるのでねえ。でも、妻木さんの作は調べています。
◆9月号詰将棋サロン、妻木貴雄
月間優秀作
201809将世60手

5手目からは日本将棋連盟モバイル2014.1.4内藤國雄(9手詰)と同手順だが、51飛成が成立するのが一寸した驚き。
20140104内藤0手

成程、内藤作も51飛から始められる。

たま研メモ

2018年8月11日のたま研は元近代将棋編集長、森敏宏氏のお話でした。
以下は個人的に印象に残ったエピソードのメモです。

・森氏はアマ名人だった関氏に誘われて入社し、詰将棋の選題をするようになった。それ以前は関氏が選題していたが詰将棋の造詣は深くなかった。

・近代将棋の編集部は社長永井氏の自宅の一角。OT・松田氏は新潟から訪ねてきたことがある。

・塚田賞新人賞作、当初25歩は持駒だったが、北原義治氏に見せたら即座に盤面に置くべきと言われた。

・北原氏に誘われて北海道の柏川&山田コンビに会いに行ったことがある。

・塚田九段(名誉十段)は巻頭詰将棋に余詰があると原稿料を返還しに編集部に来た。その後は飲み会と麻雀。(毎月編集部に遊びに行き最新号を多分無料でゲットしていた深井氏はたまたまその時に遭遇し麻雀まで観戦したらしい)

・塚田賞の選考では塚田九段は「これがいいね」としか言わなかったので、誌上での選考コメントは森氏によるもの。

・後に「ポケット詰将棋」としてまとめられた「カッコいい詰将棋」等の付録で作者名のない作は森さんの作。

・付録だけでなく本誌に掲載された無記名作や編集部作も森さんの作。(堀内和雄氏の作もあるのかと思ったが、ないらしい。但し、角氏によると付録の「ふろ詰」は堀内さんの作らしい)

・福永望は基本的に堀内和雄氏のペンネームだが、田辺賞奨励賞を受賞した金問題は森さんの作。

・植田氏は1枚の葉書に2作書いて投稿して来た。しかも月に10枚以上。桑原氏はファックスで投稿してきた。

・凄い作家が現れたと思ったのは、中学生だった若島氏の初入選作が投稿されたとき。

・職団戦の決勝で運悪くラジオ会館チームと当たってしまった。近将チームの大将は永井氏。ラジオ会館は七條氏。忖度するしかなくラジオ会館が圧勝。なお、ラジオ会館チームで一番強かったのは駒場氏。

・永井氏は13年間NHK杯に聞き手をしたのでNHKの職員と思っていた人もいた。その永井氏には余詰は幾ら出してもいいが不詰だけは出さないようにと言われていた。それでも結構出したが。(ここで柿木将棋が不詰を見落としたことが話題になったが作者名は暗黙の了解で伏せられた)

・詰将棋欄の解説を伊藤プロに交代したのは編集長の仕事が忙しくなったから。

今井光の話もありましたが、これは近藤さんがどこかで書くでしょう。

敏樹さんからのメール

看寿賞の一般推薦は次のとおりとした。


結果は周知のとおりで武島作と今村作は受賞不成。

詰将棋全国大会の翌日、


とツイートしたところ、


ということで書きます。
(今思い出すと小林さんが武島作の話をし始めたところで小泉さんが来て中編賞の話になってしまったような気がする)

まず件の武島作
パラ2017.6武島広秋
201706C90手

92馬、83飛、同馬、74飛、同馬以下15手詰

小林さんの言いたかったことは
「見た目の手順は馬屋原剛35手に似ていますが、むしろオーロラ手筋の応用として評価するべきで、その場合、同様の構図の作品が金子清志11手にある」ということ。(「 」内はメールから引用です)

本作はオーロラ手筋だということは久保イキロンさんも言っていた。
鍵アカなので直接引用できないが
「順位戦の武島さんの作品は、馬屋原手筋じゃなくてオーロラちゃう?」
「オーロラちゃう?っていうか、オーロラやで」
と看寿賞選考経過を読んで呟いている。

馬屋原作はこちら
パラ2015.11馬屋原剛(半期賞)
201511大130手

93角、84飛、同角成、75飛、同馬以下35手詰
手順と解説は「書きかけのブログ」で。

なぜ飛車の連続合をするのかというと、飛車の後方の利きにより81馬(武島作)あるいは82角成(馬屋原作)とさせないため。
なので同じように見えるが81馬と82角成では目的が異なる。

武島作、2手目45玉と逃げると81馬、63香合、36角(次図)、35玉、63角成、37と、46馬で初形の69角と93馬が46~81のラインで連結して詰んでしまう。
201706C95手

私は単純なのでオーロラ手筋と聞くと斜めの筋に連続合をするものだと思っていたが、どうやらそれに加えて角の連結防止がセットらしい。

一方、馬屋原作は2手目46玉と逃げると82角成、36玉、72馬(次図)と72角を取って詰んでしまう。馬が8筋にいても73馬~72馬と72角を取る手がある。そこで72角を質駒にしないために飛車の連続合が必要となってくる。これは馬屋原さんのオリジナル。馬屋原原理とか馬屋原手筋とか呼ばれているようだ。
201511大135手

さて、金子作
パラ2006.5金子清志
0470kaneko0手

88馬、同龍、42龍以下11手詰
初手77馬でなく何故88馬なのか。
試しに初手77馬とし2手目24玉と逃げてみると68馬と引かれ、35歩、13角(次図)、15玉、35角成、12香、24馬で角と馬が13~68のラインで連結して詰んでしまう。
0470kaneko5手

そこで馬を引く手を阻止するため66香、同馬、55香、同馬、44香の三連合が唯一の逃れ手順となる。
しかし、玉方の持駒は香3枚。88馬とすると33玉との距離は斜め4マスなので香車が1枚足らないため88同龍とせざるを得ないという仕掛け。

小林さんは「同様の構図」というが、どこが同様なのか。
武島作の途中図と金子作の途中図を比べてみると上下反転だが玉を馬と角でサンドイッチした形になっている。

本家の「オーロラ」はどうなっているか。
次図は24手目44香としたときの変化図だがサンドイッチにはなっていない。
2626ueda31手

もう一つ、四香連合回避の添川公司作の変化図
これはオーロラのパターンだ。(オーロラと添川作は最後にまとめて紹介します)
2938soekawa9手

さすがは小林さん、慧眼には恐れ入る。
が、事ここに至ってようやく思い出したことがあった。

パラ2013.5武島宏明(改良図)
201302大06改0手

77馬、66香、同馬、55香、同馬、44飛以下41手詰
手順と解説は「詰パラ大学解答のブログ」を見てほしいが、原理は金子清志氏作の借り物と作者はコメントしている。

何となく、つながったような気がする。
小林さんは「金子作があったとしても、連続飛車合にしてあの手順でまとめ上げたの は神業で、2017年の武島作では一番好きな作品」と述べている。

看寿賞作についても小林さんのコメントがある。
パラ2017.5武島広秋(看寿賞、半期賞)
201705高230手

57銀以下17手詰
「飛合(普通合)からの収束は新ヶ江作に前例がありますが、飛合を捨合で出したところが素晴らしく、受賞作として申し分のない作品です」

新ヶ江作はこちら
パラ1982.8新ヶ江幸弘
1817shinngae0手

47金以下19手詰


最後にオーロラと添川作を載せておきます。
近代将棋1973.5詰吉(=上田吉一)「オーロラ」(極光21#65、塚田賞)
2626ueda0手

近代将棋1980.3添川公司(看寿賞、塚田賞)
2938soekawa0手

手順と解説は詰将棋の欠片にリンクしましたが、首猛夫の「真夜中の独り言」もお薦め。亡くなって10年になるが今もブログが読めるとは有り難いことです。

次回は気が向いたら斜め連合の作をいくつか紹介したいと思います。

将棋世界2018年2月号&6月号

気が向いた時だけ調べています。

◆2月号詰将棋サロン、藤井憲郎
 馬を引き戻すのは味が良い。
201802将世10手

ただ3手目からは次作がある。
将棋天国1979.12岡田敏(11手詰)
0510okada0手


◆6月号詰将棋サロン、島勇三
 持駒に桂のない取らせ短打は面白い。
201806将世20手

しかし、
中日スポーツ2010.11.7中田章道(13手詰、将棋世界2016.7付録所収)
中田短編250手